「プロとして許されない」 酒井宏樹、名門マルセイユ加入で変わった“サッカー観”
PSGとの熾烈なダービーマッチ 「楽しめない自分がいます」
「そこまで大きなチームでは今までやってこなかった。(フランスのリーグ・アンでは)パリ・サンジェルマン(PSG)が断トツに強いですけど、人気の面ではマルセイユはほぼ1位。常に勝たないといけないプレッシャーの中でやれているし、時に大きすぎるプレッシャーにはなりますけど、選手にとっては幸せなこと。それを体感できているのは嬉しいですね。パリとの試合をホームでやると、試合にならないですね。その日だけは町の人のために戦うというか、楽しめない自分がいます」
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PSGとの対戦はフランスで「ル・クラスィク」と呼ばれ、ダービーマッチとして認識されている。首都パリと南部の伝統都市マルセイユのライバル関係も相まって、その激しさは相当なものだ。相手のエースはブラジル代表FWネイマールだけに、「パリ戦の前にはネイマールと関係なくても、激しいタックル映像が(ファンから)SNSに送られてきます」と苦笑するほどだ。
だからこそ、酒井は「勝たないと評価されないと日々感じます。どんな内容だろうと勝たなければ、プロとして許されない。サッカーはそういうものだと思います」と、価値観が変化したと話し、「今はマルセイユでやることに生きがいを感じていますね」と充実感を口にする。4年目となるマルセイユでのプレーで、酒井がどれほどの活躍を見せてくれるのか。楽しみなシーズンが始まろうとしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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