途中出場の梅崎が奪ったPKを自ら決めて1-1ドロー決着

　後半に入ると浦和は山中に代えてMF関根貴大を投入。攻撃的な選手を入れた一方で、試合展開は湘南が攻めて浦和が守る構図になった。なかなか有効なカウンターも繰り出せなかった浦和だが、同13分にはMFエヴェルトンのスルーパスに武藤が左サイドで抜け出し、興梠とMF長澤和輝も走り込む一方で、残すは相手DF坂圭祐と秋元というビッグチャンス。しかし、武藤のラストパスに長澤が合わせきれず、流れたボールを興梠がシュートするも秋元がセーブ。そのこぼれ球を武藤が無人のゴールに押し込めず、追加点とできなかった。

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　湘南が古巣対決のMF梅崎司を投入する一方で、浦和の大槻毅監督は後半27分に武藤に代えてMF柴戸海を投入。中盤の強度を高める策に出た。浦和がボール保持にこだわらずにブロックを作る形になったことで、湘南が完全に押し込む展開になった。そうしたなかで同43分にペナルティーエリア内に切り込んだ梅崎をエヴェルトンが倒してPKの判定となった。

　これを梅崎が自らゴール右に決め、湘南が後半45分の同点ゴールで1-1の引き分けに持ち込んだ。この結果、勝ち点30同士の対戦は痛み分けで両者とも31に。前日に16位のサガン鳥栖が勝利して勝ち点を27に伸ばしているだけに、残り9試合で両者とも残留争いへ本格的に巻き込まれる結果になった。

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