「別格」ヴァーディ、電光石火の“超絶20mループ弾”に英騒然 「傑出したフィニッシュ」

ボーンマス戦で2ゴールのレスター・シティFWジェイミー・ヴァーディ【写真:Getty Images】
ボーンマス戦で2ゴールのレスター・シティFWジェイミー・ヴァーディ【写真:Getty Images】

本拠地のボーンマス戦で2ゴール、華麗なカウンターから奪った先制点に称賛の嵐

 昨季まで元日本代表FW岡崎慎司(現マラガ)が所属したレスター・シティは、現地時間31日に行われたプレミアリーグ第4節ボーンマス戦に3-1で勝利し、2連勝を飾った。開幕から無敗(2勝2分)で暫定3位と好スタートを切ったなか、この試合で2ゴールと輝きを放ったのが、エースの元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディだ。特に前半12分に決めた芸術的なループ弾に、英メディアから称賛の声が上がっている。

 本拠地キングパワー・スタジアムにボーンマスを迎えた一戦で、かつて岡崎と名コンビを組み、2015-16シーズンの“奇跡のプレミアリーグ制覇”の立役者となったエースが本領を発揮した。前半12分、自陣ペナルティーエリアでレスター守備陣が相手のシュートをブロック。左サイドに流れたボールを22歳の新鋭DFベン・チルウェルが拾い、ルックアップする。そして2タッチ後、ハーフウェーライン付近で相手DF2人の背後を取ったヴァーディの動きを見逃さず左足を振り抜くと、50メートル超えのロングフィードが走り込んだエースのもとにピタリと通った。

 ヴァーディはこのボールをワンバウンドさせると、飛び出したボーンマスGKアーロン・ラムズデールの位置を確認しながら、1タッチ目で約20メートルの距離からループシュートを選択。ボールは美しい弧を描きながらゴール右隅に吸い込まれた。

 ヴァーディの真骨頂と言える電光石火のカウンターから生まれた芸術的なループ弾に、英メディアも反応。英公共放送「BBC」が「ヴァーディの先制点はシンプルだったが、見事だった」と伝えれば、地元紙「レスター・マーキュリー」は「素晴らしいフィニッシュ」と速報。採点ではヴァーディにチーム単独最高点となる「9点」を与え、「輝かしい」「傑出したフィニッシュで1点目を決め、シティのすべての脅迫的な攻撃に関与した」と絶賛している。

 またレスター公式インスタグラムも、このゴール動画を投稿すると、コメント欄ではファンから「なんてゴールだ」「別格」「レジェンド」「月間最優秀ゴールだ」といった声が上がっていた。

 ブレンダン・ロジャーズ監督が率いる今季のレスターは、ヴァーディら4年前の優勝を知るメンバーとU-21イングランド代表MFジェームズ・マディソン、ナイジェリア代表MFウィルフレッド・エンディディら20代前半の逸材が融合。開幕4戦無敗と好発進を飾ったなか、次節からはマンチェスター・ユナイテッド(14日)、トットナム(21日)と“トップ6”の強豪と連戦。真価が問われることになりそうだ。

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