「それが僕の仕事」 ニューカッスル武藤の“闘志”に地元紙が注目「使命感を熟知」
リーグ杯2回戦で今季初ゴールを奪取 「大きな自信を持ってプレーしている」
ニューカッスルの日本代表FW武藤嘉紀は現地時間8月28日、リーグカップ2回戦のレスター戦で先発フル出場し、1ゴールを奪う活躍を見せた。試合は1-1で迎えたPK戦の末、2-4で敗退となったが、今季初得点を記録した日本人アタッカーに対し、英地元紙は「ゴールを奪うという使命感を熟知している」と、並々ならぬ闘志を燃やしていることを取り上げている。
昨季マインツからニューカッスルに加入した武藤は、念願のプレミア参戦を果たすも、加入初年度は厳しい船出となった。リーグ戦17試合出場でわずか1ゴールと不本意なシーズンを過ごし、信頼を勝ち取るには至らず。一方で、チーム内ではラファエル・ベニテス監督が昨季限りで退任し、FWアジョセ・ペレスがレスター、FWホセルがアラベスに移籍するなど、アタッカー陣の放出が相次いでいた。
元イングランド代表FWアンディ・キャロルをウェストハムから復帰させたなかで、武藤にとっては勝負のシーズンとなる。今季リーグ戦3試合でベンチスタートとなったものの、リーグカップ2回戦レスター戦では1トップで先発出場。そして0-1で迎えた後半8分、ペナルティーエリア左のこぼれ球を右足で押し込み、同点弾を奪った。試合はPK戦の末に競り負けたが、ゴールという目に見える結果を残すことには成功した。
英地元紙「クロニクル」は「武藤嘉紀はニューカッスルでゴールを奪うという使命感を熟知している」と見出しを打ち、本人のコメントも紹介。「僕は大きな自信を持ってプレーしているし、プレミアリーグでもゴールを奪いたいと思っている。ゴールを求めること。それが僕の仕事だ。だから、ハードワークし続ける必要がある」と意気込みを見せている。
武藤は中2日で行われた31日のプレミアリーグ第4節ワトフォード戦(1-1)では、同点で迎えた後半37分から途中出場。同42分にはスルーパスに反応して抜け出すも、シュートはゴールの枠を捉えることができなかった。
ニューカッスルは4試合を終えて1勝1分2敗。開幕直後とはいえ、昇格組の3クラブ(ノリッジ、シェフィールド・ユナイテッド、アストン・ビラ)がプレミアの舞台でも善戦しており、厳しい戦いを強いられるのは間違いない。そのなかで今後、武藤がチームを救う存在になれるのだろうか。
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