元英代表FWクラウチ、インテル移籍のサンチェスを危惧 “似た運命”を重ねるスターは?
リバプール移籍後に苦しんだフェルナンド・トーレスの“二の舞”にならないか懸念
チリ代表FWアレクシス・サンチェスは、マンチェスター・ユナイテッドからインテルへと期限付き移籍した。これを受け、元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏は、先日引退した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏と似た運命を辿っているのではないかと危惧している。英紙「デイリー・メール」で思いを吐露した。
サンチェスは2018年1月にアーセナルからユナイテッドへ移籍したが、在籍1年半でわずか5得点に終わるなど不本意なパフォーマンスが続いていた。
今夏にインテルへの期限付き移籍が決まり、8年ぶりのセリエAでトップフォームを取り戻すことが期待されている。クラウチ氏はサンチェスがインテルで復活する可能性に期待を寄せている一方で、ある懸念が頭をよぎっているという。それがリバプール時代の同僚だったトーレスのケースだという。
「私が知っているリバプールでのフェルナンドは稲妻のように速く、強く、ゴールを決めてきた。(2011年に)チェルシーに移籍して、世界最高のストライカーとしての地位を固めようとしていたが、スタンフォード・ブリッジでの経験は痕跡を残した。その後にACミランに移籍し、幼少時代から過ごしたアトレチコ・マドリードにも復帰したことで再び輝きを取り戻したと考えている人は多いが、アンフィールドを去ってからの彼とはもう同じ選手ではなかったというのが事実だ」
クラウチ氏は「アレクシス・サンチェスはこうならないことを願うよ。どうなるかは分からないけどね」と続けた。トーレス氏はリバプールでゴールを量産して点取り屋としての評価を高めたが、その後に加入したクラブでは期待されたほどの活躍を見せることはできなかった。
サンチェスもアーセナル時代の輝きが印象的だ。それだけにクラウチ氏はサンチェスがトーレス氏と同じ運命を辿ってしまわないか危惧しているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)