サラゴサは「リーダーがいないが首位」 香川真司、アタッカー陣との関係性を地元紙分析
エルチェ戦は過去2試合に比べて停滞「香川はボール保持する状況を与えられなかった」
スペイン2部サラゴサのMF香川真司は、現地時間8月30日に行われたリーグ第3節エルチェ戦に先発出場。チームは1-0で勝利したが、過去2試合に比べるとチーム全体、香川ともに停滞した内容だったと地元紙「El Periodico de Aragon」が伝えている。
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この日もトップ下に入った香川だったが、終盤までスコアが終盤まで動かない展開に。香川が後半26分で途中交代し、試合終盤にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるPKで1点をもぎ取るなど、しぶとく勝ち点3を確保する90分間となった。この低調な戦いぶりを「サラゴサはリーダーがいないがリーダー(首位)」と論じている。
特に課題として挙げられているのは攻撃面で、香川についても「フィジカル的な戦いが続いたことによって、ボール保持する状況を与えられなかった」とボールを持ってのプレーが過去よりも限られたことを明記している。
記事ではその理由として、中盤のシステムと連係がハマっていなかったことを指摘。香川とアタッカー陣の関係性についてはこう記されている。
「ドゥワメナとルイス・スアレスがストライカーとしていたが、彼らのフィジカル的な戦いで役割を果たすもゴールは生まれなかった。香川が陰ながら走り回っていたが、それも実らなかった。ただ日本人アタッカーは開幕前からMFアルベルト・ソロとお互いの存在を関連付けている」
加入からまだ1カ月足らずながら、連係は向上していると見ているようだ。自身2試合連続ゴールとはならなかったが、チームは好調なスタートを切った。香川がさらなる力を発揮することになれば、サラゴサのチーム力はより向上するだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)