悩めるマンU指揮官の解決策! オーバの去就に世界中のビッグクラブが注目
バルサとの争奪戦は必至
マンチェスター・ユナイテッドが、ドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの獲得に動くという。英地元紙「サン」が報じている。
日本代表MF香川真司らと「ファンタスティック4」と呼ばれる攻撃ユニットを組むオーバメヤン。30メートルのラップタイムでは、男子100メートル走、世界一のウサイン・ボルトよりも速い記録をたたき出すといわれている。その俊足と抜群の得点力によって現在、ブンデスリーガ得点ランク1位を走り、絶好調を維持している。
一方で、ルイス・ファン・ハール監督の指揮するマンUは、前線のスピード不足とゴール欠乏症で批判を浴びている。記事では「彼の好調ぶりはルイス・ファン・ハールに見過ごされることはなかった」と分析。この韋駄天(いだてん)の獲得は、悩める指揮官の抱える難問を解決する最善の策となるかもしれない。
ただし、ライバルも多い。オーバメヤンは、スペイン移籍の希望を公言しており、バルセロナとの争奪戦になるとリポートされている。だが、「ユナイテッドはオーバメヤンにスタメンでのプレー機会を提供できるため、カタルーニャ地方のビッグクラブよりも優位性を手にするだろう」と指摘した。メッシ、ネイマール、スアレスという3トップを擁するバルサでスタメン出場を果たすのは至難の業だ。絶好調のオーバが、オールド・トラッフォードで快足を披露することになるのだろうか。この先、ドルトムントのエースの去就に、より多くの耳目が集まることになるだろう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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