長谷部誠の“終わらぬ冒険” フランクフルトを2年連続EL本戦に導いた日本人リーダーの姿
「もう一度あの舞台に…」 昨季ベスト4進出の再現を誓う
この勝利で、ノルマとなる2年連続のEL本戦出場を決めることができた。クラブにとって、ファンにとって本当に大きな一歩となる。だが、ここがゴールではない。
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「去年ベスト4まで行って、ベスト4でも最後チェルシー相手にPK戦でという、あの旅路というか、あれは本当にこのクラブにとっては非常に大きかった。またもう一度あの舞台に、チームもそうだし、ファンも立ちたいと思っている。その強い気持ちを感じていた」
その舞台に辿り着くには、精神的支柱でもある35歳・長谷部の存在は欠かせない。新しい物語を紡ぎ続けるために、チームの中心として戦い続ける。
（中野吉之伴 / Kichinosuke Nakano）
中野吉之伴
なかの・きちのすけ／1977年生まれ。ドイツ・フライブルク在住のサッカー育成指導者。グラスルーツの育成エキスパートになるべく渡独し、ドイツサッカー協会公認A級ライセンス（UEFA-Aレベル）取得。SCフライブルクU-15で研修を積み、地域に密着したドイツのさまざまなクラブで20年以上の育成・指導者キャリアを持つ。育成・指導者関連の記事を多数執筆するほか、ブンデスリーガをはじめ周辺諸国で精力的に取材。著書に『ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする』(ナツメ社)、『世界王者ドイツ年代別トレーニングの教科書』(カンゼン)。
