香川真司は「確実に復権する」 日韓W杯優勝のブラジル代表DFがサラゴサ移籍に太鼓判
サラゴサOBであるエジミウソン氏は、カテゴリー以上に「クラブの価値はある」と保証
日本代表MF香川真司は今夏、ドイツ1部ドルトムントを離れてスペイン2部サラゴサと2年契約を締結。現地時間8月25日のリーグ第2節ポンフェラディーナ戦(1-1)で移籍後初ゴールを決めるなど、トップ下として攻撃を牽引している。2部にカテゴリーを落としてのプレーを疑問視する声も少なからずあるが、2002年の日韓ワールドカップでブラジル優勝に貢献し、サラゴサでも2010年から約1年半プレーした経験を持つ元ブラジル代表DFエジミウソン氏は「日本代表で復権するきっかけのシーズンになる」と予想した。
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香川はドルトムントで出場機会を失い、昨季はトルコ1部ベジクタシュへ期限付き移籍。デビュー戦で2ゴールを挙げるも、その後レギュラー奪取には至らずリーグ戦14試合4得点に終わった。一度は保有権を持つドルトムントに戻ったものの、今夏に憧れだったスペイン行きを実現させた。
1932年創設のサラゴサは、スペイン国王杯優勝6回を誇る古豪だが、2013-14シーズン以降は2部での戦いが続いている。しかし、かつてバルセロナに4年間在籍し、09-10シーズン、10-11シーズンには1部時代のサラゴサでもプレーした元ブラジル代表DFエジミウソン氏は、香川のサラゴサ移籍にポジティブな印象を抱いているという。
「サラゴサは本当に素晴らしいチーム。素晴らしいサポーター、素晴らしい街……、サッカー選手としてあそこでプレーするのは喜ばしいことでしょう。もちろん、この数年間は政治的な問題もあって2部にいますが、それ以上にクラブとしての価値はあると思います」
香川を「実績と経験のある選手」と評するエジミウソン氏。スペインという地が厳しいシーズン続きで下降線を辿りつつあった世界的な評価を取り戻す追い風になる、との考えを明かした。