マジョルカの“初代日本人選手”、大久保嘉人が語るスペイン挑戦の「意義」と「収穫」
「マジョルカでめちゃくちゃ変わった。その前の自分のままやっていたら…」
大久保はマジョルカ加入1年目にリーグ戦13試合3得点、レンタル期間を延長した05-06シーズンは26試合に出場して2得点の成績を残した。「自分がやってきたことが(世界のトップリーグで)どれだけ通用するのかを試せたし、こういうプレーしたらいいんだと学べました」と振り返る。
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「マジョルカに加入した時の自分と今の自分は、まるで別人のようにプレースタイルが変わりました。入った頃は正直、周囲のことを考えていませんでした。ボールを持ったら全部ドリブルして、『俺がやる』という感じだった。でも、これじゃ通用しないなと。周囲のことを考えてスペースを空けてあげるとか、ここにボール出てきたら次はあそこに出しだらチャンスになるなとか、DFに(コースを)切られてそこに出せなくても今度はあっちがチャンスのルートがあるなというのを、見て考えるようになった。
最初は癖になってる部分もあって難しいなと思ったけど、でもどうしたら周囲を生かせるか、そのなかで自分も生きるかということを、ミスをしながら繰り返しました。そうするうちに余裕ができて、DFが来てもこのDFを引きつけておいて後はこうすればいいと考えるようになって、それができるようになった。マジョルカでめちゃくちゃ変わりましたね。もし、その前の自分のままだったら、たぶんここまでサッカーをやれてなかったかもしれません」
香川や岡崎らベテランにとってはもちろん、バルセロナ下部組織の所属経験を持つ久保にとっても、スペインでの時間は今後のキャリアを見据えたうえで貴重なものになるだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)