鎌田大地は「攻撃の軸」 フランクフルト指揮官が激賞「素晴らしい成長を遂げた」

フランクフルトMF鎌田【写真:Getty Images】
フランクフルトMF鎌田【写真:Getty Images】

ELプレーオフでアシスト記録 長谷部も「彼の将来は光り輝いている」と称賛

 ベルギー1部シント=トロイデンへの期限付き移籍を終了し、今季からドイツ1部フランクフルトに復帰した日本代表MF鎌田大地が、現地で評価を上げている。現地時間29日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)でアシストをマークした同選手について、アディ・ヒュッター監督は「素晴らしい成長を遂げた」と称賛。さらにチームメートの元日本代表MF長谷部誠は同選手について「将来は光り輝いている」と語っている。

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 フランクフルトはストラスブールとのELプレーオフ第2戦を3-0で制し、2試合合計スコア3-1でグループステージ進出を決定。長谷部とともにフル出場した鎌田は、後半21分に左サイドのドリブル突破からDFダニー・ダ・コスタのチーム3点目をお膳立てし、予選突破に貢献した。

 ドイツメディア「FUSSBALL.NEWS」は、2017年の移籍初年度にはフランクフルトでチャンスを掴めなかった鎌田が「明らかに自信をつけて」戻ってきたと表現。ストラスブール戦でのプレーを「抜きん出て素晴らしく、フランクフルトの攻撃の軸だった。常に相手の危険なゾーンに入り込んでいただけでなく、その足の速さで素晴らしいスプリントを見せ、視野の広さも示した。3点目のアシストはこうしたすべての能力が結集して生まれたものだった」と分析した。

 そんな鎌田のパフォーマンスに、フランクフルトの“先輩”長谷部も「ここまで彼はトップフォームにある。ベルギーでとても大きく成長したね」と目を細め、「彼の将来は光り輝いているよ」と、今後の活躍に太鼓判を押したという。

 鎌田のプレーはヒュッター監督にも明らかに好印象を残したようだ。試合終了後、「ダイチは最高の試合をした」と喜びを口にしていた同監督は、30日の記者会見でも「ダイチ・カマダは素晴らしい成長を遂げた。ピッチ上でも、人間性という面でも、大きく前進している。彼は昨日の試合で見せたように非常に能力の高い選手だ。身体面で差があるにもかかわらず、プレーに絡んでいく姿は素晴らしい」と褒め称えている。

 ベルギーでの武者修行で一回り大きく成長した鎌田について、ヒュッター監督は「彼をチームに置いているのは競技上の理由」と述べ、戦力として計算に入れていることを明かしている。同選手はこのままスタメンに定着し、指揮官の期待に応える活躍を続けていくことができるだろうか。

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