「爽快な記憶がある」　韓国が日本を撃破した2試合を挙げ…「韓国が強いことを証明」

　そんなチェ・インヨン氏にとって、痛快な勝利があったという。

「オリンピックでの日本戦では爽快な記憶がある。2012年のロンドン五輪、ホン・ミョンボ監督率いる韓国が3位決定戦で日本に勝利し、韓国史上初の銅メダルを獲得した。また最近では、2018年のアジア大会決勝で日本と対戦し、イ・スンウのゴールで金メダルを獲得している」

　近年の2試合に触れたチェ・インヨン氏は「決定的な瞬間には韓国が強いことを証明している」と胸を張った。歴史的な背景もあり、日韓戦ではどれも異様な空気が漂う。同氏は「私たちの時代、日本戦では絶対勝利が求められたし、精神的に武装して試合に臨んでいた。これは先輩から受け継がれた伝統的な考え方だ」と振り返った一方、「最近はどうなのか分からないが、実力も大事だが、精神面で劣れば試合に負ける」と、精神面の重要性を説いている。

　今年12月に韓国で開催されるE-1選手権では、日本、中国、香港も参戦予定。同18日に日韓戦が組まれているが、果たしてどのような戦いが繰り広げられるのだろうか。