日本代表選出の久保、森保監督が語ったマジョルカ移籍直後に招集した「理由」とは?
今夏にレアルから新天地マジョルカへ移籍も…「本人のメンタルも充実している」
日本サッカー協会は30日、9月5日のキリンチャレンジカップのパラグアイ戦(鹿嶋)と同10日の2022年カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選ミャンマー戦(ヤンゴン)の日本代表メンバーを発表した。MF久保建英も今夏にレアル・マドリードから同じスペイン1部マジョルカへ期限付き移籍したばかりのなかで選出となったが、森保一監督は「メンタルも充実していることを確認して招集した」と会見で理由を明かした。
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久保はコパ・アメリカ(南米選手権)の期間中にレアル移籍が決定。トップチームの遠征に帯同するとともに、プレシーズンのテストマッチ計4試合に出場し、その後はトップチームの練習とカスティージャ(レアルB)の試合を兼務してきた。
そんななかで、スペイン1部マジョルカへの1年間の期限付き移籍が決定。25日のリーグ第2節レアル・ソシエダ戦はベンチ外となったが、9月1日の同3節バレンシア戦でのデビューが期待されている。
今回、新天地での立場を確立していないなかでの招集となったが、森保監督は会見で選考の理由を次のように明かしている。
「6月のキリンチャレンジやコパ・アメリカというレベルの高い大会で彼がプレーして、そのクオリティーが代表選手として相応しいということで招集した。現在のコンディションは試合だけで見れば十分ではないかもしれないが、プレシーズンからレアル・マドリードの試合に出ている様子はチェックしている。今もトレーニングはしっかりと積めているし、少し前の段階では90分の試合も経験してコンディションは問題なく、本人のメンタルも充実していることを確認して招集した」
久保にとっては、初のワールドカップ予選に臨むことになるが、指揮官は「期待するのは日本のために持っているものを出し切ること。彼自身がもっと成長するために、ギラギラしたものを活動のなかで見せて欲しい」とメッセージを送っている。