渦中のベンゼマが仏メディアで自己弁護 ヴァルブエナ恐喝は「大きな誤解」
有罪になれば懲役5年の実刑の可能性も
「会話では自分が冗談を話しているように聞こえる。そして、(ヴァルブエナを)助けることについて話しているだけなんだ。それ以外の密かな狙いなどない」
こう語ったベンゼマだが、ヴァルブエナを同性愛者への蔑称で呼ぶような会話内容も明らかにされている。警察に通報したヴァルブエナに対する憤怒が、そこにあったという。
「間違いなく自分は怒っていた。自分を救うために警察に通報したと思っていた。でも、この言葉は友人や他の誰にでもよく使う言葉なんだ。自分や自分の世代では、差別用語ではないんだ」と主張している。
大手メディアに激白し、自らの潔白をなんとか主張しようとしているベンゼマだが、捜査の末に有罪と判断されれば、懲役5年の実刑となる可能性もある。ベンゼマはレアルで公式戦に出場しているが、フランス代表からの招集を見送られている。
来年に欧州選手権のホスト国となるフランス。疑惑のエースには、どのような未来が待っているのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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