遠藤保仁、なぜ日本人初1000試合出場を達成できたのか 「遠藤調整みたいに言われたけど…」

独自のコンディション調整を一貫したと語る遠藤【写真:Noriko NAGANO】
独自のコンディション調整を一貫したと語る遠藤【写真:Noriko NAGANO】

そのことに対して手を抜いたことは一度もない

 当時はそのことを揶揄されて“遠藤調整”みたいに言われたりもしたけど(笑)、正直、シーズン中であれば、2日くらい練習をしなくてもコンディションが絶対に落ちない自信もあったしね。今になって振り返っても、そうして常に試合で100%の力を発揮するための自分なりの調整を貫けたことも、今のキャリアを支える大きな理由の一つだと思う。

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 といっても、自分のペースで調整させてもらう分、試合ではより頑張ったという感覚は特にない(笑)。どの試合を目の前にしても……これは今もそうだけど、いつも考えるのは「チームが勝つために全力で戦う」ということのみ。

 昔も今も僕はサッカーをプレーするのが大好きで、ピッチに立てば、その大好きなサッカーを目一杯、楽しみながら、目の前の敵を倒すために自分のすべてを出し切る。1000試合すべてで、そのことに対して手を抜いたことは一度もない。

(第2回「衝撃を受けたJリーグ海外助っ人選手」に続く)

■遠藤保仁「公式戦1000試合」内訳(G大阪調べ)
公式戦1000試合・150得点

J1リーグ:621試合(歴代2位)・103得点
J2リーグ:33試合・5得点
Jリーグ・チャンピオンシップ:3試合・0得点
リーグカップ:72試合・5得点
天皇杯:48試合・10得点
富士ゼロックススーパーカップ:6試合・0得点
クラブワールドカップ:3試合・2得点
AFCチャンピオンズリーグ:58試合・10得点
スルガ銀行チャンピオンシップ:1試合・0得点
A3チャンピオンズカップ:3試合・0得点
日本代表戦:152試合(歴代1位)・15得点

(高村美砂 / Misa Takamura)



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