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米カップ戦決勝で珍プレー 全力クリアが顔面直撃、跳ね返りもヒット…「笑い転げた」
USオープンカップ決勝の終盤、アトランタDFのクリアが“ダブルノックアウト”を誘発
アメリカで行われたUSオープンカップ決勝で、何とも不憫な“珍プレー”が生まれた。クリアボールが味方の顔面を直撃し、その跳ね返りがクリアした選手の顔面にもヒット。2人揃ってノックアウトされる事態になってしまった。
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100年以上の歴史を持つUSオープンカップ。その決勝で今季、顔を合わせたのはアトランタ・ユナイテッドとミネソタ・ユナイテッドだった。アトランタは元アメリカ代表GKブラッド・グザンやフランス代表MFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)の兄でもあるギニア代表DFフロランタン・ポグバ、ミネソタは元アーセナルのイタリア人GKヴィト・マンノーネらが先発出場している。
アトランタは前半10分にオウンゴールで先制し、同16分に加点。2点のリードを奪う幸先の良いスタートを切ったものの、後半2分に1点を返されると、同29分には退場者を出して数的不利に追い込まれた。今回のアクシデントは、そうした劣勢のなかで生まれている。
後半35分、ミネソタの猛攻を受けるアトランタは自陣ペナルティーエリア内のルーズボールをクリアすべく、数選手が反応。ミネソタのFWに先に触られながらも、リードを守り切るために必死なアトランタ守備陣がボールを奪取し、DFマイルズ・ロビンソンが右足で思い切りクリアした。しかし、これが目の前にいたMFジャスティン・メラムの顔面を直撃。さらに跳ね返りがロビンソンの顔面にもヒットし、“ダブルノックアウト”となってしまった。
この様子を米メディア「スポーツ・ネーション」公式ツイッターは動画で公開。返信欄には「ダブル顔面ブロック」「笑い転げた」「これが本当のダブルヘッダー」とファンからの反響が寄せられていた。
この前の段階でホイッスルが吹かれていたため、アクシデントによってピンチを招くことはなく、決死の守備を見せたアトランタは無事3-1で勝利を収めてタイトルを手にしている。誰も悪くない“珍プレー”によるロビンソンとメラムの痛みも、タイトルが癒やしてくれることだろう。