アーセナルOB、古巣の新戦術に疑問…ショック告白 「私にとって混乱を招くものだった」
リバプール戦で1-3敗戦 新システム採用のアーセナルに元英代表FWライト氏が見解
アーセナルは現地時間24日、プレミアリーグ第3節でリバプールと対戦し、1-3で敗れた。この試合を観戦したアーセナルのレジェンドで元イングランド代表FWのイアン・ライト氏は、リバプール戦で見せた古巣の戦術に困惑したことを告白。「私にとって混乱を招くものだった」と自身の見解を明かした。英紙「ザ・サン」が報じている。
10年ぶりの開幕連勝スタートを切ったアーセナルは、第3節の敵地で行われたリバプール戦で新たなダイヤモンド型のシステムを採用。フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットをベンチスタートに置き、勝利を目指した。だが、結果として新システムは上手く機能せず、1-3で完敗した。
アーセナルのレジェンドであるライト氏は、英テレビ局「BBC」のラジオ番組「Five Live」に出演。新たなシステムの採用を「私が困惑したことの一つ」と語り、ウナイ・エメリ監督が狙った戦術に疑問の声を上げた。
「試合前、リバプールがハイラインでプレーしてくるので、ラカゼット、(コートジボワール代表FWニコラ・)ぺぺ、(ガボン代表FWピエール=エメリク・)オーバメヤンの3人が見られると思っていた。私はそれを見られることに本当に興奮していた。だが、ダイヤモンドか三角形の形で(イングランド代表DF)アレクサンダー・アーノルドや(スコットランド代表DFアンドリュー・)ロバートソンにスペースを与えているのを見て、私は混乱したよ」
またライト氏は「我々のチャンスはリバプールのミスから生まれたものだ。主にリバプールが試合をコントロールしていた」と語り、そのうえで「我々が持っている力で攻めればいい。そして、これがアーセナルの現在の姿なんだというのを見せてほしい。これは我々が前進している方法だ。だけど、これは私にとって混乱を招くものだったよ」と戦い方にショックを受けたと述べている。
今週末にはトットナムとのノースロンドンダービーを迎えるアーセナル。リバプール戦の反省を受け、より強いアーセナルで挑むことはできるのだろうか。