クロップ監督の“後任”は「偉大なキャプテン」? リバプールOBが指摘「遅かれ早かれ…」
3年後の退任をほのめかしたクロップ監督 OBデュデク氏はジェラードの名前を挙げる
リバプールのレジェンドで元ポーランド代表GKのイェルジ・デュデク氏は、ユルゲン・クロップ監督がクラブとの契約満了となる2022年で退任し、充電期間に入る可能性を示唆した件について言及。「遅かれ早かれ偉大なキャプテンが戻ることを誰もが知っている」と次期指揮官候補として元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード氏の名前を挙げた。英紙「ミラー」が報じている。
2015年にリバプールの監督に就任したクロップ監督は、就任4シーズン目でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制覇。毎年リーグの優勝争いを演じられるほどのチームを作り上げ、今季もここまで開幕3連勝と好調を維持している。
そんなドイツ人指揮官は現在2022年まで契約を残しているものの、契約満了を迎える3年後に一度、クラブを離れる可能性があることをインタビューで示唆。その報道によって3年後に誰が監督に就任するのかに注目が集まっている。
この話題に言及し、偉大なキャプテンの名前を挙げたのがデュデク氏だ。かつてリバプールの守護神としてCL制覇も経験したデュデク氏は「彼は偉大なリーダーであり、キャプテンとして我々のドレッシングルームを見事に管理していた。理想的で適任だと思う」と語り、現在はレンジャーズで監督を務めるジェラード氏こそが適任だと考えていると明かした。
またデュデク氏は、ジェラード氏が監督として一歩ずつ前に進んでいることを説明している。
「正直なところ、現役当時もし彼が『監督になりたい』と言ったら、私は笑っただろうね。最高の選手のほとんどは、キャリアを終えると休暇をとって家族のもとに戻っていくんだ。キャリアの中で多くの犠牲を払ってきているからね。しかし、スティーブンはすぐにリバプールで子供たちを指導し、レンジャーズの監督になった。簡単な選択ではなかったと思うよ。本当に難しい仕事を引き受けたと思うからね。ただ、彼の指導力は急速に上がった。誰も期待していなかったかもしれないが、彼は期待を超えているんだ」
リバプールの指揮官として「遅かれ早かれ偉大なキャプテンが戻ることを、誰もが知っている」と語ったデュデク氏。数年後、クロップ監督の後任としてジェラード監督が古巣に帰還するとしたら、注目を浴びるストーリーとなることは間違いない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)