ACL準々決勝、浦和は2点リードで前半終了 “鬼門”の中国アウェーで槙野&興梠がゴール
前半30分に2点目を決めたFW興梠慎三はACL通算24点目
浦和レッズは27日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝第1戦、上海上港(中国)とのアウェーゲームに臨み、DF槙野智章とFW興梠慎三のゴールで2-0のリードを奪ってハーフタイムを迎えた。
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浦和は直近のリーグ戦から6人を入れ替えたスタメンで臨んだ。不動のGKは西川周作で、3バックは岩波拓也、マウリシオ、槙野智章の並び。ダブルボランチにエヴェルトンと青木拓矢が入り、ウイングバックは右に橋岡大樹、左に今季ACLでは浦和復帰から初出場の関根貴大が入った。2シャドーは長澤和輝とファブリシオが並び、1トップにACL日本人最多ゴール記録を保持する興梠慎三が入った。
一方の上海は3バックを採用し、FWフッキとMFオスカルの元ブラジルコンビに加え、夏の移籍市場で獲得したオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチが前線を構成。中盤からウズベキスタン代表MFオディル・アフメドフが支える、外国籍選手たちが目立つチーム構成になった。
そして、浦和は幸先よく先制点を奪った。試合にうまく入って敵陣でゲームを進めると、FWファブリシオがファウルを受けてフリーキックを奪った。ここでMF長澤和輝がゴール前にハイボールを入れると、相手の中国代表GKイエン・ジュンリンは、目前でジャンプしたDF槙野智章を気にしてかまさかのキャッチミス。このこぼれ球をすかさず槙野が蹴り込み、いきなりのアウェーゴールを奪った。
その後は浦和が5-4-1のブロックで構え、攻めあぐねる上海を相手にボールをキープする時間も作った。すると同30分、マイボールになった後に長澤が素早く背後を狙ったパスを供給すると、抜け出した興梠がGKとの1対1を冷静に決めてゴール。これがACL通算24得点目になったエースの一撃で、2-0とリードを広げて前半を終えた。
試合前時点で浦和はACLの中国遠征は3分4敗の鬼門となっている一方、上海上港はACLホームゲームを13勝6分と無類の強さを持つ。そのデータを払拭するような前半を終えた浦和は、ホームでの第2戦にハッキリとした優位を持ち帰る試合にしたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)