バルサデビューの16歳FW、恩師バルデスが秘話明かす 「スパイクを持ってくるよう…」
ベティス戦、16歳298日という若さでデビュー クラブ史上2番目の年少記録
バルセロナの下部組織でプレーするFWアンス・ファティは現地時間25日の第2節ベティス戦(5-2)で16歳298日というクラブ歴代2位の若さでプロデビューを飾った。現在バルセロナのU-19チームを指揮する元スペイン代表GKビクトール・バルデス氏はそんなファティとの知られざるエピソードを明かした。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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ファティは普段、バルセロナのフベニールA(U-19)チームでプレーしている。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやウルグアイ代表FWルイス・スアレス、フランス代表FWウスマン・デンベレら負傷者続出となり、“飛び飛び級”で急遽トップチームでのチャンスが巡ってきた。
そして現在、バルサのU-19チームを指揮するのがバルデス氏だ。現地時間26日の記者会見では、ギニアビサウ出身のファティとの秘話を明かしている。
「ある時、私は彼にスパイクを持ってくるように言った。でもそれはひどくボロボロになっていて、それが痛みの原因にもなっていたんだ。誰もそれが靴のせいだとは思っていなかった。私たちは一緒に新しい靴を何足か買いに行ったよ」
傷ついたスパイクを使い続けていたファティに新しいスパイクを買い与えたというエピソードを語った後、バルデス氏は「彼は強いし速くて、自信にあふれている」と選手としての資質の高さにも賛辞を送った。「とてもハッピーだよ。今朝、彼から電話をもらって、私も興奮したよ」と教え子のトップデビューを自分のことのように喜んでいた。
「彼に出場時間を与えてくれた(トップチーム監督のエルネスト・)バルベルデに感謝している。ファティがあれだけのパフォーマンスをしたことに何の驚きもないよ」
U-19からバルセロナBチームを飛び越え、一気にトップチームデビューを飾ったファティ。今後の活躍にも注目だ。