今夏に欧州を騒がせた「4つの移籍新記録」 グリーズマンを超えた“148億円男”とは?
今夏もビッグディールが数多く成立 アザールらだけでなく、19歳のフェリックスも…
欧州の今夏の移籍市場は、残りあとわずかとなっている。衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は、「今夏の移籍市場で破られた4つの記録」と題し、“クリスティアーノ・ロナウド2世”と呼ばれるポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(ベンフィカ→アトレチコ・マドリード)や、リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクのドリブル突破阻止記録を破って話題をさらったコートジボワール代表FWニコラ・ペペ(リール→アーセナル)らを取り上げている。
近年、移籍金の高騰が著しいが、今夏も例に漏れず多くのビッグディールが成立した。
まずドイツのブンデスリーガでは、バイエルンがリーグ記録を更新してアトレチコ・マドリードからフランス代表DFリュカ・エルナンデスを8000万ユーロ(約94億円)で獲得。これまでバイエルンのクラブ記録がフランス代表MFコランタン・コリッソを獲得した時の4150万ユーロ(約49億円)で、ブンデスリーガの記録としても15年にヴォルフスブルクがドイツ代表FWユリアン・ドラクスラーを獲得した際の4500万ユーロ(約53億円)だったことを考えると、大きく記録を更新したことが分かる。この移籍でエルナンデスは、フランス人史上5番目に高価な選手となった。
続いては、リーガ・エスパニョーラの記録を更新したポルトガルの新星フェリックスだ。今夏のリーガ・エスパニョーラでは、レアル・マドリードがチェルシーからベルギー代表MFエデン・アザールを1億ユーロ(約118億円)で獲得。また、バルセロナがフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを1億2000万ユーロ(約141億円)で獲得するなど巨額マネーが動いたなか、その2人を差し置いてアトレチコがフェリックス獲得に費やした金額はなんと1億2600万ユーロ(約148億3000万円)。結果、フェリックスは19歳にしてポルトガル人ナンバーワンの高額な選手となった。