ミラン本田、イタリア杯4回戦で今季初のフル出場! セリエBクロトーネを3-1で撃破
先制点の起点となるも、連係不全の控え組で見せ場は乏しく…
ACミランは1日のイタリア杯4回戦でセリエBのクロトーネと対戦。1-1のまま延長戦に突入したゲームは、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが直接フリーキックなどで、ミランが3-1の勝利を収めた。日本代表FW本田圭佑は3トップの左ウイングでスタメン出場し、今季初のフル出場。先制ゴールの起点になったが、ポジションを争う先発組のボナベントゥーラ、FWエムベイェ・ニアングが途中出場でそれぞれゴール。背番号「10」は先発のチャンスで、定位置奪回のアピールはできなかった。
シニシャ・ミハイロビッチ監督は大幅なターンオーバーを実施。11月28日のサンプドリア戦からスタメンを全員変更した。リーグ戦で9試合連続スタメン落ちの本田は9月22日のウディネーゼ戦以来の公式戦スタメン出場となった。4-3-3システムの左ウイングに入り、FWルイス・アドリアーノが中央、FWスソが右ウイングに入った。
セリエBで2位につけている今季好調のクロトーネが相手とはいえ、試合はミランがボールを保持して支配する形になった。しかし、リーグ戦の出場機会が少ない控え組のメンバー構成となったために、選手がボールを持ってからパスコースを探す場面が多く、スムーズに攻撃は流れていかない。前半26分には右サイドを完全に崩されて決定機をつくられたが、GKクリスティアン・アッビアーティのファインセーブで事なきを得た。
アピールに必死なスソやMFホセ・マウリは強引なプレーが目立ち、攻撃陣として機能したとは言い難い状況だった。本田も自陣に下がりボールを引き出すプレーこそあったものの、多くの選手が中盤に集中し、大渋滞。決定的なチャンスを生み出すことはできず、前半はスコアレスで終了した。
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