移籍後初得点の香川、マンU&ドルトムント時代との違いは? 地元紙評価「いまだ進化」
第2節ポンフェラディーナ戦で今季初ゴールをマーク「才能の縮図だった」
サラゴサの日本代表MF香川真司は、現地時間25日に行われたリーガ・エスパニョーラ2部、ポンフェラディーナ戦の後半14分に移籍後初ゴールを決めた。チームは1-1のドローに終わったものの、現地メディアの評価は高く、かつて所属したクラブとの比較を記している。
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香川が輝いたのは後半14分、右サイドのクロスに対してファーサイドでタイミングよくフリーになり、右足でのシュートを放った。一度は相手マーカーにブロックされたが、こぼれ球をすぐに左足で直接蹴り込むと、相手のGKとカバーに入ったDFの間をすり抜けてゴールネットを揺らした。スペイン地元紙「ヘラルド」はこのゴールを称賛している。
「彼は間違いなく試合の主役で、ゴールは彼のインテリジェンス、才能の縮図だった」
「彼のようなランクのサッカー選手は、いつでも自らのスタイルと結果を見せることができる」
記事では、昇格組相手に敵地とはいえ勝ち点1に終わったことを嘆くとともに、香川のハイクオリティーなプレーぶりについて触れている。併せて明記しているのは、経験値を積んだ選手としての部分だ。
「プレミアでのマンチェスター・ユナイテッド、ブンデスリーガでのボルシア・ドルトムントの時代と比較するならば、適応能力の高さを感じさせる。それはフィジカル的な体力面ではなく、サッカーにおけるインテリジェンスで、いまだ進化している」
かつては鮮やかな技術を見せ、ビッグクラブで活躍した香川だが、30歳を迎えてチームとの連動性をさらに磨く“賢さ”で輝いていると見ている。出場2試合ともにサラゴサのファン、メディアを唸らせている「背番号23」は、クラブが目標とする1部復帰に向けて早くも欠かせないパーツとなっているようだ。