第3節ボーンマス戦でシルバが全得点に絡む働き、400試合出場でクラブ14人目の偉業

　マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が現地時間25日に行われたプレミアリーグ第3節のボーンマス戦（3-1）で2アシストを含むチームの全得点に絡んだ元スペイン代表MFダビド・シルバを絶賛している。シティ通算400試合出場を達成したレフティーを「今まで見てきたなかでも最高の選手の1人」と称した。英公共放送局「BBC」が報じている。

　前節はホームでトットナムと2-2で引き分けたシティは敵地に乗り込んでの第3節となった。守備を厚くした相手に攻め込む試合展開となるなか、前半15分にシルバのパスを起点に左サイドから攻め込むと、最後はエースのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが左足で流し込み、幸先良く先制した。

　さらに同43分には、中央からのシルバのラストパスを受けたイングランド代表FWラヒーム・スターリングが追加点をマーク。アディショナルタイムにウェールズ代表MFハリー・ウィルソンの直接FKを決められるも、そのまま2-1でリードして前半を折り返した。

　後半もチャンスを作り続けたシティは同19分、シルバがドリブルでペナルティーエリア内を突破。最後は並走して走り込んでいたアグエロが押し込んで3点目を奪った。そのまま勝利を収め、シティは2位に浮上した。

　ゴールに絡むプレーで存在感を示したシルバは、この試合がシティ通算400試合目の出場を達成。データ分析会社「オプタ」によればクラブ歴代14人目の偉業だ。ちなみ、この日2ゴールのアグエロもこの試合でキャリア通算400得点（シティで235得点）という節目に到達している。

　今季限りでシティを退団することが決まっているシルバに対し、同胞のペップ・グアルディオラ監督も賛辞を送っている。

「彼は信じられないほどに良いプレーをしていた。ダビドはこういう試合、相手のディフェンスが深く守って、スペースが少ない時に素晴らしいプレーをするんだ。私が見てきたなかでも最高の選手の1人だ」

33歳のベテランが躍動したシティは今季2勝目を挙げ、3連勝のリバプールに次ぐ2位に浮上した。