香川真司は「主人公だった」 サラゴサ移籍後初ゴールを海外高評価「試合を支配した」
2試合連続でトップ下に入り、昨年には“いなかったタイプの選手”として攻撃を牽引
スペイン2部サラゴサの日本代表MF香川真司は、現地時間25日にリーグ第2節ポンフェラディーナ戦(1-1)で2試合連続のスタメン出場。後半14分に移籍後初ゴールで先制点を決め、スペインメディアも「主人公だった」と称えている。
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香川は中盤をダイヤモンド型にした4-4-2のトップ下でプレー。序盤からキレのある動きを見せた。
前半14分、最終ラインからのロングフィードに抜け出してシュート。惜しくもオフサイド判定となったが、その2分後にはスルーパスでDFカルロス・ニエトのシュートチャンスを演出するなど、攻撃の中心となってゲームを組み立てる。
サラゴサは前半41分にセットプレーからネットを揺らされたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の進言でオフサイド判定となり、ノーゴール。スコアレスのまま突入した後半14分に試合は動いた。
右サイドからのクロスを受けた香川が、ペナルティーエリア内で右足シュート。一度は相手DFにブロックされるも、すぐさまこぼれ球に反応して左足を振り抜き、ゴール右隅に流し込んだ。
香川が後半26分に退いた後、サラゴサは失点して昇格組のポンフェラディーナ相手に1-1のドローに終わったが、海外メディアは香川のパフォーマンスを好意的に報じている。スペインメディア「エル・デスマルケ」は、「香川はポンフェラディーナとレアル・サラゴサの一戦の主人公だった」と、スペインで移籍後初ゴールを挙げた日本人アタッカーを称賛。スペイン地元紙「El Periodico de Aragon」も「香川は試合を支配した序盤が良かった。日本人はトップ下で決定的なラストパスとクオリティーを持つ選手だ。昨年はサラゴサにそのような選手はいなかったが、今年はいる」とゲームメーカーとしての働きを評価している。
開幕2連勝とはならなかったが、香川は新天地で攻撃を牽引している。