ミラン本田が左ウイングで先発へ 地元紙の試合当日の予想スタメンに名を連ねる
いまだ見いだせぬ定位置奪回の糸口
ACミランのFW本田圭佑は、12月1日のイタリア杯4回戦のクロトーネ戦で3トップの左ウイングとして、9月22日のリーグ敵地ウディネーゼ戦以来となる先発復帰を果たす可能性が浮上している。セリエBで現在2位とセリエA昇格を視野に入れる好調なクロトーネとの一戦当日のイタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が、日本代表MFのスタメン予想を報じた。
予想スタメンのシステムは4-3-3で、GKはアッビアーティ。4バックは右からデシリオ、サパタ、メクセス、カラブリアとなっている。中盤はノチェリーノ、ホセ・マウリ、ポーリの3枚が並び、3トップには右からスソ、ルイス・アドリアーノ、そして、本田が左ウイングに入ると予想されている。
前日記者会見で、シニシャ・ミハイロビッチ監督は「競争力のある相手に敬意を示すようなフォーメーションで行く。ミランの選手たちだから、ミランの選手らしく見せなければならない。ターンオーバーもある。重要なことは、選手がこのユニホームにふさわしいと周囲に示さないといけない」と語っていた。だが、11月28日の4-1で勝利を飾ったサンプドリア戦の先発メンバーは、全員スタメン予想から外れることになった。
本田は9月のウディネーゼ戦後、9試合連続でスタメン落ち。ここ7試合連続で途中出場となっているが、久々の先発のピッチとなりそうだ。
8月17日のイタリア杯3回戦セリエBペルージャ戦では先発し、1得点1アシストと結果を出している。再びカップ戦で先発し、本田は定位置奪回の糸口とすることができるのだろうか。昨季まで右サイドで主戦場としていたが、今回は不慣れな左ウイングでの起用となる。ターンオーバーで巡ってきた出番で結果を出し、ミハイロビッチ監督に存在感をアピールしたいところだろう。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images