マンU監督、蔓延る人種差別問題に苦言 「こんな話をしていることがクレイジー」
ポグバに続き、PK失敗のラッシュフォードも人種差別被害 スールシャール監督が見解
イングランドに蔓延る人種差別問題にマンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督が「2019年にもなってこんな話をしていることがクレイジー」と苦言を呈した。
プレミアリーグでプレーする黒人選手に対するSNS上での人種差別被害は、今季だけでもすでに複数選手に起きている。特にPKを失敗した選手に対して、心無い言葉が使われるケースが相次いでいるようで、ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバ、チェルシーのイングランド代表FWタミー・エイブラハム、レディング(英2部)のコートジボワール代表MFヤク・メイテらが被害の対象となっている。
そして、現地時間24日に行われたクリスタル・パレス戦でPKを失敗したイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードに対しても人種差別的なメッセージがツイッター上に投稿されたという。1-2で敗れた試合後、スールシャール監督は人種差別問題に言及した。
「以前からこのことについて話してきた。我々はこれを止めなければならない。言葉を失ったよ。我々はレイシズム撲滅のキャンペーンを続けていかなければならない。彼らは身元を隠したままだ。2019年にもなってこんな話をしなければならないなんて、クレイジーだね」
スールシャール監督はこのように語った。いまだに選手を傷つける暴言が飛び交う現状に落胆した様子を浮かべつつ、今以上に人種差別問題に対して意識の高まりが必要だと強調していた。
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