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ドルトMFロイスが自責の念 シュツットガルトに大勝も「お粗末で余裕がない」と後悔
キャプテンマークを巻いてプレー
ドルトムントのMFマルコ・ロイスは、29日に行われたシュツットガルト戦でのパフォーマンスを悔い、自責の念にかられている。4-1とスコア上は完勝したにもかかわらず、内容は褒められたものではなかったようで、「フットボールをプレーすることを止めてしまった」と振り返った。ドイツサッカー連盟の公式サイトが伝えている。
この試合、ロイスはベンチスタートとなったDFマッツ・フンメルスに代わってキャプテンマークを巻いての出場となった。ドルトムントで腕章を巻いてプレーするのは、2014年8月23日のレバークーゼン戦以来自身2度目のこと。重責を担ってのプレーとなったロイスだったが、やや精彩を欠き、後半35分にはフンメルスとの交代でピッチを後にした。
「早い時間でリードを奪えたことは極めて重要な事だ。しかし、1-0、あるいは2-0となった時点で僕らはフットボールをプレーすることを止めてしまった。シュツットガルトに多くのチャンスを与えてしまったんだ。僕らのプレーはお粗末で、余裕がなく、正しいポジショニングも動きもできていなかった」
前節のハンブルガーSV(HSV)戦、そしてUEFAヨーロッパリーグ(EL)のクラスノダール戦と2連敗を喫した2試合との違いを聞かれたロイスは、そうコメントを残している。シュツットガルト戦に関して、先制点を奪った試合運びについては満足しているものの、およそ4得点を挙げて勝利した試合後のコメントとは思えない言葉ばかりが並んだ。
自身をはじめ、日本代表MF香川真司やガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンが欠場したELクラスノダール戦の敗戦はそれほど大きな打撃ではなかったという。しかし、1-3と完敗に終わった前節HSVについては「大失態だった」と話している。それでも「僕らはあの試合(HSV戦)から学んだ。それだけに、シュツットガルト戦の勝利はとても重要なものだった」とし、内容については厳しく振り返ったが、連敗を止めて悪い流れを断ち切った点は、評価に値すると強調していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images