インテル長友、今季初退場もイタリア地元メディアは“異例”の平均点評価

「スライディングを回避しなければいけなかった」

 日本代表DF長友佑都所属のインテルは11月30日に行われたナポリとの頂上決戦に敗れて首位陥落となった。この試合で4試合連続となるスタメン出場を果たしていた長友だが、前半44分にこの日2度目の警告を受けて退場処分に。チームも1-2で敗れた。インテル専門のニュースサイト「FCインテルニュース」はレッドカードを提示され、前半でピッチを去ることになった長友を「5.5点」と“異例”の平均点評価。退場になった事実を指摘しつつも、しっかりとプレーは評価されている。
 この日の長友は、左サイドバックで先発出場し、ナポリのスペイン人FWホセ・カジェホンとマッチアップする形になった。全体にナポリペースになった前半だが、決定的な突破を許すことなくプレーしていた。しかし、前半35分にカジェホンを倒したプレーで1枚目のイエローカードを受けると、続く同44分には左タッチライン際を破られた相手MFアランをタックルで食い止めようとした際に、2枚目のイエローカードを受け、退場処分となった。
「長友、5.5点。彼にとって2枚目のイエローカードは、すでに困難に陥っていたチームの状況をより複雑にした。特に2枚目のカードは深刻であり、すでに1枚カードをもらっていたのだから、スライディングを回避しなければならなかった」
 チームを10人と数的不利にする結果になった退場劇であり、寸評でもそこを指摘されているものの、評価は平均点に近いものだった。チームワースト評価は、後半16分で交代になったMFフレディ・グアリンの「5点」となっている。
 12月5日に行われる次節の本拠地ジェノア戦が出場停止になる長友の連続スタメン出場は「4」でストップすることになる。14年9月28日のカリアリ戦以来となる退場処分となったダイナモは12日の敵地ウディネーゼ戦でのスタメン再奪取に向けて、真価が問われることになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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