ユナイテッドOB、仏代表MFポグバへの誹謗中傷に見解 「間違いなく傷ついている」

ユナイテッドOBコール氏(左)がMFポグバに対しての誹謗中傷について言及【写真:Getty Images】
ユナイテッドOBコール氏(左)がMFポグバに対しての誹謗中傷について言及【写真:Getty Images】

PK失敗のポグバに批判殺到、ユナイテッドOBのFWコールが今回の件に言及

 マンチェスター・ユナイテッドの偉大なるレジェンドで元イングランド代表FWアンディ・コール氏は、古巣に所属するフランス代表MFポール・ポグバがSNSで誹謗中傷を受けた件について「間違いなく傷ついている」と主張。そのうえでSNSの深刻さについても自身の見解を明かした。英ラジオ局「talkSPORT」が報じている。

 今回の問題は19日のユナイテッド対ウォルバーハンプトン戦後に起きた。ポグバがPKを外したことでチームがドロー決着を迎えると、SNS上でフランス代表のプレーメーカーに対して非難が殺到し、強烈な誹謗中傷を受けた。

 この件についてユナイテッドのレジェンドであるコール氏は「もちろん君たちは影響を与えることができる。なぜなら人間だからだ。人々は『彼は多くのお金を稼いでいるのだから、それを受け入れて多くのことに取り組んでくれるはずだ』と考えている。だが、そう簡単には上手くいかない」と語り、ポグバの胸中を察するコメントを残した。

「背後のドアを閉めたとしても、それは傷つくことだ。それは他の誰とも違いはない。あなたは人間であり、人々があなたについて特定のことを言えば、それはあなたをひどく失望させる。ポールがひどく失望していることは間違いないよ。彼はまだ笑っている。笑っているが、間違いなく傷ついている」

 またコール氏は、近年のSNS事情について自身の見解を明かした。

「それはあなたを失望させ、あなたの家族を失望させ、あなたの仲間を失望させる。SNSは、彼らに何かをするためのプラットフォームを提供するが、それは社会問題でもある。先に社会的なところを整理する必要がある。過去3、4年にわたって、これは本当に頭を抱えたくなる問題だ。我々がそれを解決できていないのは残念だね」

 昨今、SNSを使った誹謗中傷や人種差別が横行しており、欧州だけでなく世界でも早期の改善が求められる。

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