「チームに申し訳ない」 浦和MF柏木が責任痛感…復帰後初スタメンも無念の交代

「自分が交代したことで、チームのリズムが少し壊れてしまった」

 その結果に柏木は、「自分が交代したことで、チームのリズムが少し壊れてしまったかなと。もう少し、あと10分出ていれば……。2カ月くらい(スタジアムの)上で見てきて、ここからチームが落ちてくるというのもあった。特に勝っている時のことを考えて、今は守備に行こうかなど、ラインを気にしながらというところも含めて、もうちょっと声かけができたのかな」と話す。そして「チームに申し訳ないことをした」と責任を背負い込んだ。

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 先月のジュビロ磐田戦(3-1)で復帰して途中出場をした時、「まだ自分がスタメンで出られるような選手ではないと理解している」と、現状を認識しながら状態の向上に努めた。そして14日に行われた天皇杯3回戦の水戸ホーリーホック戦(2-1)で途中出場をすると「自分のなかで一つ山を越えられた」と自信を得た。この日のプレーもまた、トラブルに見舞われる前は十分にチームの機能性を高めるものだったと言える。

 それでも柏木は「結果として自分がゴール、アシストできたのかと言えば、そうじゃない。自分の仕事はそういうところ」と、敗戦を受けて厳しく振り返った。

 今季の浦和はセットプレーでのゴールが少なく、それはキッカーである柏木の離脱期間が長い影響も否定できない。この日の敗戦で、自動降格となる17位松本との勝ち点差が「7」に縮まっており、残留争いも気にしなければならない状況となった。ここからACLや天皇杯、ルヴァン杯を並行して戦う浦和において、柏木の完全復活は不可欠な要素と言えるはずだ。

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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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