マンC&リバプールとは「100万マイル離れている」 アーセナルへの“高評価”にOBがクギ
10年ぶり開幕2連勝で期待感高まるも…OBパーラー氏は「私は調子に乗っていない」と強調
プレミアリーグで10年ぶりの開幕2連勝と好スタートを切ったアーセナルについて、今季のタイトル争いに加われるのではないかという見解も出始めている。これに対し、クラブのレジェンドで元イングランド代表DFレイ・パーラー氏は、優勝候補に挙がるマンチェスター・シティやリバプールとは「100万マイル(約160万キロメートル)離れている」と語ったと、英ラジオ局「talk SPORT」が報じた。
今夏の移籍市場で出遅れ気味だったアーセナルは、閉幕間近になって多くの選手を獲得。シーズンが始まると開幕戦でニューカッスルを1-0で、第2戦でバーンリーを2-1と破り、10年ぶりの連勝スタートを飾った。
この状況を受けてサポーターからは期待の声が上がっており、有識者の間でも「シティとリバプール以外でプレミアリーグのタイトルに挑戦できるのはアーセナルだけだ」というコメントを残す人もいるほどだ。
だが、クラブレジェンドであるパーラー氏は、「talk SPORT」の番組「Alan Brazil Sports Breakfast」でそうした声に反論し、「昨日、いくつかの番組でリーグタイトルにチャレンジできるという話を聞いたが、正直なところ、シティとリバプールとは100万マイルは離れているよ」と自身の見解を示している。
「アーセナルの選手がいったい何人、リパプールでプレーできるだろうか。最も重要なことは、UEFAチャンピオンズリーグに復帰すること。たぶん、彼らは少しは高い位置に行けるかもしれないが、もし彼らが今季4位以内に入ったら喜ぶよ」
今夏の移籍市場でコートジボワール代表FWニコラ・ペペら新戦力を獲得したが、「彼らは現在、シティとリバプールに遅れをとっている」と強調したパーラー氏。連勝スタートにも「実際には彼らは勝つと予想された2つの試合に勝っただけ。私は調子に乗っていない」と語り、現状に浮かれてはいけないとチームに助言を送っている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)