引退のトーレスが日本人選手に送った“最後の金言”
連動しないプレッシングに怒りのジェスチャーを見せていたトーレス
この一戦でも前半だけで3回、相手の最終ラインにハイプレスをかけたトーレスが、連動して畳みかけないチームメートに怒りのジェスチャーを示していた。素早いプレッシングに神戸の守備陣がボールタッチを乱していたケースもあり、連動できていればボールを奪えてチャンスとなっていたと思わせる局面も実際にあった。運動量が少ないという印象を持たれがちなトーレスだが、この日は戦況を見極め、一人果敢に前線から走り回る姿が際立っていた。
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トーレスの古巣でもあるアトレチコ・マドリードは徹底的に連動したプレッシングから高い位置でボールを奪い、そこからさらに連動して一気に攻め込むカウンターを持ち味としていた。日本人もスタミナと献身性に定評があるが、連動性に優れているかと言われたら、まだ首を傾げるところがある。
トーレスが日本人選手に送った、選手としての“最後の金言”は、今後Jリーグのクラブがさらに成長していくうえでは避けては通れない道のりだろう。