プレミアから忘れ去られた9人 和製ベッカムと称された中田ヒデもその一人に

中田のかつての同僚も

 5人目はレアル・マドリードのレジェンド、元スペイン代表DFフェルナンド・イエロ。銀河系軍団と言われた2000年代初頭のレアルで主将を務めた。“エル・ブランコ”を退団後、カタールでのプレーを経て04年にボルトンへ加入。ファンからは支持を集め、契約延長の打診もあったというが、05年に現役を引退した。現役最終年は29試合1得点という成績だった。
 6人目は元スペイン代表FWディエゴ・トリスタン。“スーペル・デポル”と呼ばれ、一時代を築いたデポルティボ・ラ・コルーニャのエースとして01-02シーズンにはリーガ得点王を獲得した。32歳となった08-09シーズンは所属クラブがなかったが、ウェストハムのトライアルを受けて入団に至った。しかし、すでに得点を量産していたころの面影はなく、14試合出場3得点という散々な結果に終わった。

LONDON - MAY 05:  Vincenzo Montella of Fulham (C) is watched by Xabi Alonso (L) and Mark Gonzalez of Liverpool during the Barclays Premiership match between Fulham and Liverpool at Craven Cottage on May 5, 2007 in London, England.  (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)

 7人目は元イタリア代表FWヴィンツェンツォ・モンテッラ。この小柄なストライカーは、ローマ時代に中田英寿とも共にプレーした。両手を広げてピッチを駆け回る「飛行機」パフォーマンスが有名。ローマから06-07シーズンにフルハムへ期限付き移籍し、初の海外移籍を果たした。だが、出場は10試合に終わり、ゴールネットを揺らしたのもわずかに2度だけだった。

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