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「俺のベストゴールだ」 イブラヒモビッチ、伝説の神業“5人無力化”弾に再脚光「傑作」
英誌が9年前のインタビュー記事とともにイブラヒモビッチのゴールを振り返る
15年前の2004年8月22日に、当時オランダの名門アヤックスに所属していた元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが伝説となるゴールを決めた。英誌「フォー・フォー・トゥー」は、「2004年のこの日:アヤックスvsNACブレダ戦でズラタン・イブラヒモビッチによる栄光の単独ゴールが決まった」と題して、2010年に掲載した本人へのインタビューを基にこのゴールを振り返っている。
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2001年にマルメからアヤックスに移籍したイブラヒモビッチは、初年度から24試合に出場したが6得点にとどまり、その年の優勝に大きく貢献したとは言い難かった。その翌シーズンは25試合に出場して13得点、続く03-04シーズンは怪我の影響もあり22試合の出場となったが、2年連続の二桁得点となる13得点を挙げてエールディビジ制覇に貢献した。
しかし、当時のアヤックスは生え抜きの元オランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールトをエースとしていて、イブラヒモビッチには厳しい目が向けられていた。2004年8月22日に行われたNAC戦では、練習中の負傷によりファン・デル・ファールトは出場できなかったが、出場を期待したファンがイブラヒモビッチの姿を確認するとブーイングしたという。そうした状況のなか、イブラヒモビッチは伝説となっている相手5人を翻弄したゴールを含む2得点を挙げ、6-2での勝利に貢献している。
2010年に掲載された「フォー・フォー・トゥー」誌のインタビューによると、イブラヒモビッチは「俺のベストゴールだ」と言って、詳細を振り返っている。
「ボールを受けた時、背後にはDFがいた。別の相手もチャレンジに来たが、その両方の相手からボールを守り切ることができた。それからターンをしてゴールを見た。そして、ゴールに向かってドリブルしながら相手をかわし、バン、バン、バンとボールを突きながらシュートの瞬間を探していたんだ。そのタイミングがなかったから、別の相手をかわしてGKもかわした」
自身のゴールを詳しく解説したイブラヒモビッチは、その翌日にユベントスとサインしたことを明かしている。そして、同年8月31日にユベントスへ移籍。そこからインテル、バルセロナ、ACミラン、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドと各国のビッグクラブを渡り歩き、いずれのクラブでもタイトルを獲得して“優勝請負人”と称されるようになった。2018年3月にはアメリカへ渡り、37歳となった現在もロサンゼルス・ギャラクシーで現役を続けている。