米メディアが不発のドルトムント香川を擁護 輝きは放てずも「堅実な60分」

採点は平均点の「6」 中盤のバランス取りに腐心と評価

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、29日の本拠地シュツットガルト戦でリーグ戦14試合連続となる先発出場を果たした。後半15分に途中交代となり、大きな見せ場を作ることはできなかったが、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は、背番号23のパフォーマンスを「堅実」と評価している。試合は4-1で快勝したドルトムントが、公式戦の連敗を2で止めている。

 今季の定位置である4-3-3の左インサイドハーフで先発した香川は、ゴールに絡むプレーを見せることはできなかった。ESPNの香川に対する採点は10点満点で6。最低点はギリシャ代表ソクラティス・パパスタソプーロスの4点。6点はドイツ代表MFマルコ・ロイス、DFスベン・ベンダー、GKロマン・ビュルキと並んで平均点となったが、チーム内では2番目に低い評価となっている。

 寸評には、見せ場のなかった香川を擁護するような言葉が並んでいる。「ユリアン・バイグルが先発メンバーにいなかったことで、香川は中盤深くに位置することになった。彼は攻撃のビルドアップで役立ったが、シュツットガルト戦で輝きを提供することはできなかった。それでも、日本人MFは堅実な60分だった」と評価されている。

 中盤の底で今季レギュラーとして活躍するバイグルがベンチスタートになったため、アンカー役をイルカイ・ギュンドアンが務めることになった。攻撃面で真価を発揮するギュンドアンの負担を軽減すべく、香川が中盤の低い位置でプレーすることが多くなったと分析されている。

 

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