AZ菅原由勢、現地紙”外国籍ニューカマーBEST11”に選出 「インパクトを残している」
今夏に期限付き移籍で加入、開幕戦先発初ゴールを決めてスタートダッシュに貢献
オランダ1部AZアルクマールのDF菅原由勢は、海外挑戦1年目で開幕スタメン初ゴールを飾るなど存在感を発揮している。エールディビジは開幕3試合を消化したなか、オランダ紙「de Gelderlander」は“ニューカマーベスト11”を独自選出。19歳の万能型DFも堂々名を連ねている。
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名古屋グランパス出身の菅原は、17歳だった2018年2月にトップチームに2種登録。翌日のJ1開幕節ガンバ大阪戦でスタメン出場し、4月にはクラブ史上最年少でプロ契約を結んだ。
今年6月にはオランダ1部AZへの期限付き移籍が決定。7月25日に行われたUEFAヨーロッパリーグ予選2回戦BKヘッケン戦(0-0)で移籍後初出場を果たすと、8月4日のリーグ開幕節フォルトゥナ・シッタート戦(4-0)では右サイドバックで先発起用され、後半38分に右サイドからの折り返しに走り込んでダメ押しの4点目を奪った。
日本人選手がオランダリーグで初得点を記録した年齢としては、元日本代表FW宮市亮(18歳1カ月29日/当時フェイエノールト)、FW中村敬斗(19歳6日/トゥウェンテ)についで3番目に若く(19歳1カ月7日)、オランダ国内でも大きく取り上げられた。
菅原はここまで3戦中2試合に出場、チームも得失点差で2位と好スタートを切ったなか、オランダ紙「de Gelderlander」は「エールディビジのエキゾチック・チーム」と題し、「オランダ以外の国籍を持つニューカマーのチームを結成」という企画を実施した。そのなかで、右サイドバックには菅原が堂々選出されている。
「菅原はまだ英語とオランダ語を十分に話せないが、アルクマールでの最初の数週間ですでにインパクトを残している。オランダとドイツの日本人選手をカバーする日本人ジャーナリストは、AZの試合に集中できるだろう」
トゥウェンテに期限付き移籍したFW中村敬斗も開幕から2試合連続ゴールを決めており、今季のエールディビジは日本人選手の活躍も大きな見どころになりそうだ。