“神の子”トーレスは鳥栖に何をもたらしたか? 誰もが認めた衝撃と「一流の振る舞い」
最古参の高橋義希も証言「大きな都市じゃない鳥栖に来てくれたことは大きい」
鳥栖で通算14年目となるMF高橋義希は、クラブの良い時も悪い時も知っている。彼はトーレスのことをどう思っていたのだろうか。
「あれだけのスター選手なのにあの人柄だし、練習への取り組みや準備、振る舞いなど素晴らしい。ああいう選手が鳥栖の地、大きな都市じゃないところに来てくれたことは大きいですよね。スターなのにわがままを言うことはまったくなく、そこも尊敬できました。誰よりもジムワームをやっていましたし、あれだけやらないとああいう強い体にはならないのかなと、特に若い選手の刺激になったと思います」
情熱にあふれるプレー、そして誰もが認め、尊敬できる人柄の良さ。だからこそ、トーレスは世界中から愛されるスーパースターになった。そんな彼が、ついに8月23日の神戸戦でラストマッチを迎える。“神の子”トーレスのラストプレーを、しっかりとその目に焼き付けてほしい。
(荒木英喜/Hideki Araki)