レアル久保、吸い付くような“ファーストタッチ”に現地紙脚光 「ジダンを想起させる」
テストマッチのブルゴス戦で見せた華麗なボールタッチ“厳選動画”を「AS」紙が公開
レアル・マドリードの日本代表MF久保建英は現地時間21日、トップチームの練習に2日連続で参加した。ベルギー代表MFエデン・アザールら故障者が相次ぎ、24日にホームで行われるリーガ・エスパニョーラ第2節バジャドリード戦に向けたメンバー入りも期待されるなか、スペインメディアはカスティージャ(レアルB)の試合で見せた絶妙トラップの数々を動画で公開し、「彼は時々ジダンを想起させる」とサッカー史に名を残すテクニシャンを引き合いに称賛している。
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今夏、J1リーグのFC東京からレアルに移籍した久保は、トップチームに帯同してプレシーズンマッチ計4試合に途中出場。その後はトップチームの練習とカスティージャの試合を兼任してきた。
トップチームは現在、新加入のアザール(左太腿直筋負傷)、スペイン代表MFマルコ・アセンシオ(左膝前十字靭帯及び外側半月板損傷)、スペイン人MFブラヒム・ディアス(右足大腿前直筋負傷)、ブラジル人FWロドリゴ(右足大腿直筋負傷)と故障者が続出。そのため、ジネディーヌ・ジダン監督は21日、カスティージャから2日連続でGKアルトゥーベと久保、フベニールAからGKルイスの3人を招集して練習を行った。
24日に行われるバジャドリードとのホーム開幕戦に向けたメンバー入りも期待されるなか、レアル贔屓で知られるスペイン紙「AS」は、久保がフル出場したスペイン3部ブルゴスCFとのテストマッチ(18日)のハイライト映像をアップ。独自編集された映像では、高く舞い上がったボールを利き足の左足でピタリと足もとに収めたシーンや、敵陣のペナルティーエリア内で細かいタッチからの切り返しでチャンスを作るシーンなど、久保の卓越したボールタッチにスポットライトが当てられている。
記事では、「人々はそれをフットボールで一番難しいことと言うが、久保はそれをやってのける。彼は時々ジダンを想起させる…」と見出しを打ち、「ブルゴス戦、決して最高の出来ではなかったが、彼は的確なコントロールとファーストタッチを見せた」と評価している。
トップチームは故障者続出のうえ、開幕戦で一発退場となったクロアチア代表MFルカ・モドリッチがバジャドリード戦は出場停止。トップチームの台所事情が苦しいなか、久保にメンバー入りのチャンスは巡ってくるのだろうか。