メッシ“最強説”にレアル英雄が持論 「W杯で優勝しなければ史上最高になれない」
元スペイン代表監督のカマーチョ氏、W杯タイトルの重要性を強調
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、果たして“サッカー史上最高の選手”なのか――。そんな議論は近年絶えることがないが、かつてレアル・マドリードで15年間にわたって活躍した英雄で、同クラブの監督やスペイン代表監督も務めたこともあるホセ・アントニオ・カマーチョ氏は、「アルゼンチン人であれば、ワールドカップ(W杯)で優勝しなければ史上最高にはなれない」と述べている。スペイン紙「マルカ」が報じた。
2004年に17歳でトップチームデビューを飾ったメッシ。それから15年、リーガ・エスパニョーラ制覇10回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝4回、コパ・デル・レイ優勝6回など、バルサで数々の輝かしいタイトルを手にしてきた。
しかし、アルゼンチン代表では2014年ブラジルW杯、15、16年のコパ・アメリカ(南米選手権)と、3年連続で主要国際大会の決勝で敗れている。08年の北京五輪で優勝し、個人としてもバロンドールを5回受賞するなど思いつく限りのトロフィーを手にしているメッシだが、カマーチョ氏はスペイン紙「エル・ムンド」のインタビューで、たった一つ、W杯のトロフィーだけがメッシのキャビネットに足りないと話している。
「彼は非常に素晴らしい選手だが、アルゼンチン人でW杯優勝を果たせていないなら、世界最高、史上最高の選手にはなれない。伝統が少なく、W杯を優勝することがそれほど重要ではない国はいくつもあるが、アルゼンチンは強国。世界一になれなければ、メッシは最高にはなれない」
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