「Jリーグを征服」 韓国誌が札幌MFチャナティップを称賛「アジアに強烈な印象」
清水戦での活躍を紹介、Jリーグでの成功に驚き
J1北海道コンサドーレ札幌のタイ代表MFチャナティップが、17日のリーグ第23節清水エスパルス戦で2得点2アシストを記録し、8-0での勝利に貢献したことについて、韓国メディアが称賛を送っている。
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韓国のサッカー専門誌「ベストイレブン」は、「Jリーグを征服する“タイのメッシ”、1試合2ゴール2アシストで大活躍」と見出しを打ち、「東南アジアの選手としては珍しく、アジアのメジャーの舞台で素晴らしい活躍を見せていることが興味深い」と報じている。
また、「チャナティップのこの日の活躍は、J1をとても驚かせた。さらにアジアサッカー界全体に強烈な印象を残した」とも伝えた。それくらい韓国では、“タイのメッシ”と呼ばれるチャナティップが、Jリーグでこれほどの成功を収めるとは想像できなかったのかもしれない。
というのも今季、ベトナム代表MFグエン・コン・フオンがKリーグの仁川ユナイテッドに期限付き移籍してきたのだが、結果を残せずに帰国。その後、7月にはベルギーのシント=トロイデンにレンタルで加入している。
同誌は韓国で失敗したグエン・コン・フオンとJリーグで成功を収めているチャナティップを比較したうえで、「東南アジアの選手が、日本というアジア最高のプロサッカーの舞台で十分に通用することを示したのは大きな意味がある。Jリーグで完璧な主力としてポジションを勝ち取ったタイのスターの活躍がとても興味深い」と伝え、“タイのメッシ”のさらなる飛躍を期待していた。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。