シュート3本で3失点… 攻守にミス連発のなでしこジャパンがオランダに1−3で初黒星
多くの選手を起用しテストしたが…
同17分、佐々木監督はさらに2人の選手を入れ替えた。鮫島に代えて8月の東アジアカップで活躍した杉田亜未を左サイドへ。長船加奈に代えて川村優理をボランチに投入し、阪口をセンターバックに下げた。同26分にはGKを山根から山下杏也加にスイッチした。同31分に切った最後の交代カードは、宇津木に代えてなでしこリーグ2部から唯一選出のFW横山久美。左サイドの攻撃的なポジションへ投入し、杉田をサイドバックに下げた。
しかし、その直後、なでしこは大きなピンチを迎える。同33分にペナルティエリア角のところで増矢が相手FWマルテンスを倒してしまい、PKの判定。これをFWメリスがゴール左に豪快に蹴り込み、1-3とされた。オランダはこれが後半最初のシュートだったが、ビハインドは再び2点になった。
圧倒的にボールを支配したなでしこだが、シュートまで持ち込む場面は少なかった。結局、このまま追撃のゴールを奪うことができず、1-3のままタイムアップ。これまで3戦全勝だったオランダに初めて敗れ、女子ワールドカップ・カナダ大会のリベンジを許してしまった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images