シュート3本で3失点… 攻守にミス連発のなでしこジャパンがオランダに1−3で初黒星
後半に阪口が1点を決めて反撃
なでしこは、最終ラインからGKも使ったビルドアップを試みるオランダに対し、前線から積極的なプレスを敢行。GKへのバックパスに対して大儀見が出足良くインターセプトを狙うシーンが目立った。立て続けに決定機になりそうな形でボールを奪ったが、シュートを枠に飛ばすことができなかった。
佐々木則夫監督は前半30分過ぎに4-2-3-1システムへと移行。宮間をトップ下に配置し、有町を左のアタッカーにシフトした。同42分にはゴール正面から大儀見が宮間とのワンツーで最終ラインを突破したが、シュートはわずかに枠の外。その後もCKから立て続けにゴールに迫ったが、相手GKのファインセーブもあり得点ならず。結果的に、2本のシュートで2点を奪ったオランダに対して0-2でハーフタイムを迎えた。
なでしこは後半からFWに菅澤優衣香を有町に代えて投入し、2トップに戻した。右サイドには中島に代えてMF増矢理花がピッチに送り込まれた。また、宮間がボランチに入り宇津木が左サイドバックへ、鮫島が左のアタッカーにシフトした。
後半4分、なでしこらしいパスワークを生かした攻撃で反撃の狼煙を上げる。右サイドの増矢から中央へのパスを宮間がスルーし、阪口へ。阪口の短いスルーパスに抜け出した菅澤に対し相手DFとGKが寄せたところで、阪口にリターン。無人になったゴールへ阪口が左足で流し込み、1点を返した。