“153億円男”フェリックス、GK無力化の華麗な妙技に再脚光 「不可能なドリブル」
左足ヒール→右足ヒールの連続技で飛び出してきたGKの頭上を抜き、鮮やかにゴール
“クリスティアーノ・ロナウド2世”の呼び声も高いポルトガル代表FWジョアン・フェリックスは、今夏に歴代3位の高額移籍金となる1億2600万ユーロ(約153億円)で強豪アトレチコ・マドリードに加入した。リーグ開幕戦で3人抜きドリブルを披露してPKを奪取するなど早速存在感を示しているが、海外メディアはベンフィカ時代に見せた圧巻のテクニックに再脚光。「なんて天才だ!」と改めてそのポテンシャルを称えている。
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19歳のフェリックスは2018年8月、ベンフィカでプロデビュー。ポルトガル1部で15得点といきなりの大ブレークを見せ、今夏に移籍金153億円でアトレチコへ渡った。
プレシーズンでもその高評価に違わぬ活躍を見せていたが、現地時間18日に行われたリーガ・エスパニョーラ開幕節のヘタフェ戦も先発出場。1-0で迎えた後半10分、自陣右サイドでボールを持つと、立ちはだかった1人目の相手を股抜きで無力化する。さらに寄せてきた2人目も振り切り、敵陣深くへと侵入。追いすがる3人目のDFと並走しながらペナルティーエリア内にドリブルで突き進み、最後は横からのタックルを受けてPKを獲得した。
英メディア「スポーツ・バイブル」は、華麗な個人技を「あたかも誰もいないかのように疾走した」と描写して称賛。高額移籍金に見合う活躍を見せたと評価されるなか、ベンフィカ時代の圧巻テクニックに再びスポットライトが当てられている。
スペイン紙「マルカ」は、ベンフィカ時代に公開された動画を投稿。映像では、ペナルティーエリア内へのスルーパスに走り込んだフェリックスは、左足ヒールで小さくボールを上げると、続けて右足ヒールでさらに浮かせ、飛び出してきたGKの頭上を綺麗に抜いて落ちてきたボールを強烈なボレーで豪快にゴールネットを揺らした。
記事では、「なんて天才だ! あなたを仰天させるジョアン・フェリックスの不可能なドリブル」と見出しを打ち、「SNSでは、ベンフィカのトレーニングでポルトガルの若きクラックが披露したドリブルが注目を集めている。ジョアン・フェリックスはボールを受けると、ゴールキーパーに壮大なランブレッタ(相手の頭上を抜くプレー)を決めて相手を地面に置き去りにした」と報じている。
また、ボスニア・ヘルツェゴビナのスポーツメディア「SportSport.ba」も、「マジカルなジョアン・フェリックスは、1億2000万ユーロ以上が支払われた理由を示した」と記し、153億円の移籍金に見合うテクニックだと評している。
19歳のフェリックスが、今季アトレチコでどのような成長曲線を描くのか多くのファンが楽しみにしている。