堂安のPSV行きは暗礁? ステップアップの“ライバル”の存在をオランダメディア指摘
堂安は10億円超の移籍金がネック シュツットガルトの21歳ゴンサレスが新候補に浮上
フローニンゲンのMF堂安律は、同じオランダの強豪PSVへの移籍話が過熱している。ステップアップの願望を公言し、移籍市場の閉幕も近づくなか、状況は刻一刻と変動しているようだ。オランダメディア「voetbalzone」は、PSVが堂安の“代役”を検討していると報じている。
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PSVはメキシコ代表FWイルビング・ロサノがナポリ移籍に近づき、その後釜候補に堂安が浮上。マルク・ファン・ボメル監督も興味を示しているとされ、オランダ紙「デ・テレグラーフ」は、「ステップアップしたい。移籍するなら確かにPSVで、彼らは長い間、僕の動向を追っている」という堂安のコメントを紹介していた。
しかし、フローニンゲンが要求する移籍金が交渉成立の障害となっているようだ。オランダメディア「voetbalzone」は、国内最大の日刊紙「デ・テレグラーフ」の内容を引用して報じている。
「PSVはシュツットガルトのニコラス・ゴンサレスを堂安律の代替えに考えていると、『デ・テレグラーフ』が報じた。21歳のアルゼンチン人はインテルからも興味を持たれている。PSVはフローニンゲンが提示する1350万ユーロ(約16億円)を満たそうとはしていない」
記事では、フローニンゲンの要求額はPSVの“予算”を超えるもので、堂安の移籍は移籍金を下がった場合にのみ実現可能と分析。過去10年、オランダの国内移籍で1000万ユーロ(約12億円)が支払われたのは、2016年のハキム・ツィエク(トゥウェンテ→アヤックス)の1100万ユーロ(約13億円)のみだという。
PSVが獲得するのは堂安か、それともシュツットガルトとの契約を2023年まで残すゴンサレスか。クラブ間の駆け引きはしばらく続きそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)