ジェイが挙げた日本人選手は…川崎MF家長、アントワープ移籍のMF三好、G大阪MF倉田の3人

　Jリーグ5年目のジェイは日本と海外の文化の違いに理解を示しつつも、“勝負の世界”に飛び込むうえでは時に感情を表に出すことも必要だと話す。

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「海外リーグは負ければ選手、監督、誰も口を利かず、険悪なムードになることもある。でも、僕の見たところでは日本でそういったシチュエーションは決して多くない。日本の文化を考えれば無理に怒るのはよくないけど、イングランドではサッカーは男の世界で、それが日常茶飯事なんだ。極端な話、監督と選手が殴り合いになってもおかしくはない。日本人選手が慣れるには時間がかかるだろうけど、メンタル面が変わればイングランドでももっと活躍できるし、日本代表もきっと強くなると思うよ」

　では、元イングランド代表FWが母国のプレミアリーグに「推薦したい」日本人選手は誰か。真っ先に挙げたのが、2018年にJリーグMVPに輝いた川崎フロンターレの元日本代表MF家長昭博だ。日本人離れした屈強なフィジカルと抜群のテクニックを武器とするが、柔剛を兼備する33歳のレフティーは十分に“プレミア基準”だという。

「30代になってからは難しいかもしれないけど、家長はもう少し若かったら行けたと思う」

　ジェイの中では「ポジション的に日本人選手の10番（トップ下）とワイド（ウイング）、サイドバックには、戦ってみたら面白いと思う選手はたくさんいる」という。続いて触れたのが、昨季札幌で共闘し、今年6月のコパ・アメリカ（南米選手権）で強豪ウルグアイ相手に2ゴールを決めた日本代表MF三好康児（横浜F・マリノス→アントワープ）と、ガンバ大阪の元日本代表MF倉田秋だ。

「久保（建英）がレアルに移籍したけど、（三好）康児もイングランドに行ったら絶対に上手くいくと思う。川崎では（中村）憲剛という特別なプレーモデルがいて、それを見てきたからね。ガンバの10番（倉田）もいいね」