ネイマール、古巣前会長が“レアル行き阻止”の過去暴露 「気が狂っていると言われたが…」
サントスの前会長テイシェイラ氏、2006年に当時14歳のネイマールを引き留める
ブラジル1部サントスの前会長であるマルセロ・テイシェイラ氏は、2006年当時チームに在籍していたブラジル代表FWネイマールがレアル・マドリードに関心を持たれていたことを明かし、その関心を排除するために様々な働きかけをしていたことを語った。スペイン紙「AS」が報じている。
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当時サントスの会長だったテイシェイラ氏は、スペイン紙「AS」のインタビューに応じ、当時14歳だったネイマールがレアルのユースコーチに感銘を与えた後もブラジルから離れなかった理由を説明している。
「当時、彼は“ギャラクティコ”の関心に驚いていた。しかし、やがて我々は彼の父親に会い、彼に100万ドル(約1億円)のオファーを提示した。すると、彼はすぐに受け入れてくれた。取締役会からは気が狂っていると言われたが、我々は皆、ネイマールが特別であることを知っていたんだ。彼を残留させることはサントスにとって不可欠であり、彼を中心に据えて一緒に成し遂げたことはこちら側としても重要だった。1人で決めるには難しい決断だったけど、その瞬間にやるべきことだったんだ」
また、テイシェイラ氏はレアルと交渉していなかったことを明かし、当時の両者の関係を振り返っている。
「当時のサントスとレアルの関係は、(元ブラジル代表FW)ロビーニョが05年にサントスからレアルへ移籍したため問題があった。ただ、最終的に我々はネイマールの権利を保持したし、その後の関係は良好だったよ」
インタビュー終盤にネイマールの行く先を尋ねられたテイシェイラ氏は、「ネイマールが加入することを決めた世界のサッカーチームは、ピッチで違いをもたらすトップ選手を獲得することになる。彼がマドリードに移籍するかどうかを見てみよう。彼はあらゆる局面で違いをもたらす選手だよ」と明言を避けている。
06年に一度はレアル移籍の可能性があったネイマール。13年の時を経て“白い巨人”に移籍することになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)