相手のフィードを背走しながら蹴り返し、ノールックで味方のMFミルナーにつなぐ

　リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、欧州サッカー連盟の2018-19シーズン男子最優秀選手賞部門の最終候補3人にノミネートされるなど、世界的な地位を築いている。そのなかで、17日に行われたプレミアリーグ第2節サウサンプトン戦（2-1）で見せた絶妙トラップ＆ノールックパスをクラブ公式ツイッターが公開すると、「神タッチ」「ファンタスティック」と称賛されている。

　2018年1月にサウサンプトンから加入したファン・ダイクはリバプール2年目の昨季、リーグ最少失点を記録した守備陣を牽引。PFA年間最優秀選手賞に輝き、UEFAチャンピオンズリーグでも14年ぶりの優勝に大きく貢献した。

　15日に発表されたUEFAの2018-19シーズン男子最優秀選手賞部門の最終候補3人に、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド（ユベントス）、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（バルセロナ）とともにノミネートされたが、17日のリーグ第2節サウサンプトン戦でも魅せた。

　古巣サウサンプトンのロングフィードに対し、背走しながら先回り。右足を伸ばしてインステップで処理し、ノールックのまま追いかけてきた味方の元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーにいとも簡単にパスをつないでみせた。

　リバプール公式ツイッターが「冷静に…素晴らしい」と動画を公開すると、ファンからは「世界でベストディフェンダー」「バロンドールにふさわしい」「神タッチ」「リーグトッププレーヤー」「ファンタスティック」と称賛が殺到。オランダTV番組「VTBL」は「ファン・ダイクはどんなボールタッチも持っていることを示した」と伝えている。

　“世界最強CB”のファン・ダイクに、また一つハイライトが加わったワンシーンと言えそうだ。

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