モナコの買い取りが決まったエル・シャラウィ 現在のミランの環境は「ネガティブ」

今季15試合出場で完全移籍となる契約

 ACミランから期限付き移籍でモナコに今季加わったイタリア代表FWステファン・エル・シャラウィは新天地で15試合出場したために、フランス強豪への完全買い取りが自動的に決まった。「ミランの至宝」と愛されながら、故障に苦しんだスピードスターはミランとの決別を惜しみながら、古巣が最高の環境ではなかったと振り返っている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

「これで正式に決まってしまった。ミランとのつながりが絶たれてしまったのは残念だ。故障ばかりだったけれど、素晴らしい年月だった。2012年に自分がしたことは忘れない。でも、変えなければいけない時がやってきたんだ。ここから再出発するしかない」

 ファラオーネ(エジプトの王)の愛称で知られる至宝はこう語り、新天地で前向きな気持ちでサッカーに取り組んでいると言葉をつないだ。

「僕はミランサポーターの心の中にいたけれど、今、モナコファンの心に飛び込んだところ。フランスサッカーとの関係は進んでいるし、適応もできている。フットボールとしてはよりフィジカル的で、戦術面での制約が少ない。ボールを持つ時間が長くなる。それは楽しいし、うまくいっている。安定感を求めているし、チームも(14節終了時点で)2位と勝ち点2差と好調だ」

 

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