18日3部ブルゴス戦の終盤に乱闘騒動勃発、久保が間に入ってその場を収める

　レアル・マドリードの日本代表MF久保建英は、カスティージャ（レアルB）の一員として現地時間18日にスペイン3部ブルゴスCFとのテストマッチに先発フル出場した。試合は2-3と惜敗したなか、終了間際に両軍が入り乱れる乱闘騒動が勃発し、18歳の日本人MFが見せた行動にスペイン紙が注目している。

【PR】学生向けのお得プランが新登場！ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に

　今夏FC東京からレアルに移籍した久保は、トップチームに帯同してプレシーズンマッチ4試合に途中出場。その後はトップチームの練習に参加しながら、カスティージャで出場を続けている。7日のスペイン2部アルコルコン戦(3-0）では右MFで後半25分までプレーし、10日の2部テネリフェ戦は欠場。14日の3部クルトゥラル・レオネサ戦(0-3）では右MFでフル出場していた。

　そしてブルゴス戦では4-3-3の右ウイングで先発。前半11分に先制点を献上したなか、前半終了間際に久保のダイレクトパスを起点に追いついた。後半17分にカスティージャが勝ち越すも、同25分にオウンゴールで2-2となり、終了間際に痛恨のPKを献上して2-3で敗れた。

　3点目を奪われた直後の後半アディショナルタイム、カスティージャが攻撃に転じた際に敵陣中央で両軍の選手が接触したのをきっかけに乱闘騒動が発生。両チームの選手たちが集まって小競り合いを繰り返したなか、後から歩み寄った久保が興奮している相手に対して冷静になるように促し、仲裁役を務めてその場を収めた。

　そんな久保の行動にスペイン紙「AS」が注目。問題シーンの映像を紹介すると、「試合ではあまり輝きを見せなかった日本人が、口論の最中、冷静に行動した。彼は平静さを示した」と18歳の泰然ぶりを伝えている。

　試合には敗れたカスティージャだが、日本人アタッカーの紳士然とした振る舞いはスペイン紙の目に留まったようだ。